結論:ランドクルーザー250の販売は「抽選」ではない
ランドクルーザー250の販売について、表向きは「抽選販売」ということになっていますが、販売会社によって対応は異なります。
筆者の対応をしてくれた販売会社でも、表向きの説明としては「抽選販売」ということでした。しかし、実際には「諸条件を考慮した上で、売る人を選ぶ」ような形です。
なぜこのような「買い手を選ぶ」ような売り方をしているかというと、転売防止策が主な理由のようです。
以下、詳しく解説します。
ランドクルーザー250を買いやすくなる条件
ランドクルーザー250購入者として選ばれるための条件としては以下の項目が挙げられます。
下取り車の有無・車検期間の残り・車種
まず、下取り車の有無です。これについては、筆者の対応をしてくれたディーラーでは、下取りは基本的に必須条件でした。
下取りをすることで、ランドクルーザー250が購入者の「普段のアシ」になりますので、売却しづらくなります。つまり、転売防止対策の一環ということですね。
なお、筆者の下取り車の情報は以下になります。
- Jeepラングラーアンリミテッド JK36L
- 2014年式
- 走行距離11万キロ
- 査定額96万3000円
営業マンの話によると「下取り車の車検残期間」が納期を決める条件の1つである、という話でした。短い人はできるだけ間に合わせるため早めの納期に調整して、長く残っている人は後になる、という形です。
また、これはあくまでも噂レベルではありますが、もっとも有利な条件としては150系プラドやアルファード・ヴェルファイア等の下取りが良いとされています。
そして、これはあくまでも筆者の考えですが、「同クラスの下取り車」であることや、「下取り車の再販売で利益が出せる」こと、さらに「所有期間」も考慮されている可能性がありますね。
なぜなら「下取りだけ」が条件ならば、そこら辺で適当に購入してきたボロボロの車でも下取り車として機能してしまうためです。
ランクル250のグレード(VX ガソリン車が生産台数が多く当たりやすい)
続いて、ランドクルーザー250のグレードについてです。
ランドクルーザー250のグレードは全3種類。最上級モデルの「ZX」、ミドルモデルの「VX」、ベーシックモデルの「GX」です。全グレードでディーゼルエンジンの設定があり、ガソリンエンジンはVXのみの設定。
グレード | 特徴 | エンジン種類 |
---|---|---|
ZX | 最上位モデル | ディーゼル |
VX | ミドルモデル | ディーゼル、ガソリン |
GX | ベーシックモデル | ディーゼル |
生産計画の台数を拝見させてもらったのですが、中間グレードであるVXのガソリン車が最も台数が多いため、VXガソリンを選ぶと購入できる可能性が高まるということでした。
これまでのお付き合いの有無
ランドクルーザー250購入において、もっとも大切なのは「これまでのお付き合いの有無」です。とはいえ、筆者の場合、これまでトヨタ車を購入した過去はありませんでした。
そこで、元トヨタディーラーマンの友人に営業さんを紹介してもらいました。持つべきものは友ですね。紹介していただいた営業さんが力のある方で、うまいことねじ込んでくれました。
残クレまたはリースの利用
残クレで購入することで、車の所有者がディーラーになりますので、こちらも不正な転売を防ぐ目的があります。
なお、残クレの金利が非常に高額で、今回500万円を残価設定ローンで支払う予定ですが、割賦手数料だけで約100万円です。
見積もりや総支払い額、クレジットの金利については以下の記事で詳しくご紹介しています。
一括払いができる客でも、余分な金利手数料を支払う必要があります。
ただし、これについては販売会社によって対応が異なるようで、信頼できる太客については現金一括払いで受け付けてくれた、というような噂もあります。ただし真偽は不明です。
ちなみに、よく言われている「コーティング」「メンテナンスパック」等のオプションについては、あくまでも推奨ということで、強制ではありませんでした。
最低でも1年間は乗るという誓約書
よく噂にきく「誓約書を書かされる」という話ですが、実際にサインさせられました。
内容としては「最低でも1年間は乗る」という内容で、もし約束を破ったら今後のお取引は一切しない、というようなものでした。
もちろん、私は転売目的で購入した訳ではありませんのでサインしました。
上から目線で腹が立つ、というようなことをよく言われていますが、40系アルファード・ヴェルファイアの時にノーガードで転売されてしまったという過去がありますので、仕方がない部分と言えますね。
下取り車を高く売ってお得に車を買う
今乗っている車を、そのままディーラー下取りに出すと安く買い叩かれる可能性があります。筆者のJeepラングラーを例に挙げると、ディーラーから提示された下取り価格はたったの100万円でした。
さすがに安すぎないですかね…確かに走行距離は10万キロを超えていますが、ラングラーといえば輸入車の中でもトップクラスにリセールが良い車種です。
参考までに、同年式で、走行距離が近い条件の中古車車両を探してみると、結構強気の価格で販売されています。この市場価格を見る限り、100万円は明らかに買い叩いています。
念の為、買取業車にも査定してもらって、どちらで高く売れるかはしっかり確認した方がよいですね。仮に10万円高く売れたら、それだけ新しい車のローン支払い額が少なくなりますし、家族で旅行に行くこともできます。
面倒くさいかもしれませんが、少しの手間で高く売れるなら確認しておいた方が良いですよね。
少し前まで、中古車の平均価格がバブル状態でした。半導体不足で新車の納期が遅れており、新車を待ちきれない人が中古車に流れていたためですね。
しかし現在はバブルは崩壊し、徐々に市場は落ち着きを取り戻しつつあります。とはいえ、下がりきったわけではないので、まだまだ高く売るチャンスは残っている状況です。
複数の買取業車を競争させることで、最高値を引き出すことができます。一括で複数業者に見積もり依頼できる「一括査定」のサービスがありますので、そちらを利用すると効率的です。同じ日、同じ時間に査定してもらって、一番高い業者に売りましょう。
買取専門店のスタッフが「一番申し込みが多い」と言っていたのがナビクルです。
登録は簡単で、車種、年式など簡単な質問に答えるだけ。利用料は無料です。買取業者から電話がかかってきますが、4〜5件だけですぐに終わりますよ。
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ランクル250が欲しい場合の対処法
「どうしてもランクル250が欲しい。でも、ディーラーとのお付き合いがない。」という方は「KINTO」(リース)で乗るというのが最善の解決策となります。
KINTOの評判やメリット・デメリットについては、以下の記事で詳しく解説しています。
「KINTO」(リース)であれば、一見さんであってもランドクルーザー250の申し込みを受け付けています。VX(中間グレード)のガソリン車であれば、月額50,710円~で乗ることができます。
ちなみに、筆者はVX(中間グレード)のガソリン車を残価設定クレジットの60回払いで購入しましたが、ローンの支払い額は月5万円ちょっとなので、KINTOが特別高いということはありません。また、KINTOは車検代等込みなので、その点はKINTOの方が優れていると言えます。
なお、KINTOでランドクルーザー250を契約した場合の納期は5~8ヶ月となっています。
「KINTO」でランドクルーザー250を見てみる※「VX」と「ZX」の申し込みが可能
「どうしても購入が良い」という場合は、親戚や友人など身近な人を頼りにして、ディーラーマンを紹介してもらうのが現実的と言えます。
親戚や友人を総当たりしてみて「トヨタ車に乗っている人が一人もいない」というケースは少ないかと思いますので、何らかのコネクションが存在する可能性があります。
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