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ランドクルーザー250はガソリン、ディーゼルどっちがベストバイ?

車レビュー
この記事を執筆した筆者は、ランドクルーザー250 VX ガソリンをウェインズトヨタ神奈川様にて注文。2024年4月19日に抽選申込して、4月20日に購入決定しています。

結論から言って、コスパを求めるならガソリンエンジンです。両者には85万円の価格差がありますが、燃料代でその差を埋めるにはざっと8万〜10万キロほど走行する必要があります。

一方で、走りを求めるならトルクが2倍のディーゼルです。ガソリン車が非力な2TR-FEということもあり、予算に余裕があるならディーゼルを選ぶべきです。

当記事では、ランクル250のガソリン車、ディーゼル車についてそれぞれの特徴を比較すると共に、ベストバイはどちらかを探っていきます。

ランクル250のグレード

ランドクルーザー250のグレードについてです。

ランドクルーザー250のグレードは全3種類。最上級モデルの「ZX」、ミドルモデルの「VX」、ベーシックモデルの「GX」です。全グレードでディーゼルエンジンの設定があり、ガソリンエンジンはVXのみの設定。

グレード 特徴 エンジン種類
ZX 最上位モデル ディーゼル
VX ミドルモデル ディーゼル、ガソリン
GX ベーシックモデル ディーゼル

ガソリン車を選びたければ、中間グレードのVX一択になります。

悩ましいのが、ガソリン車を選べるVXグレードで、ガソリン車とディーゼル車の価格差がかなり大きい(85万円)ことです。

なお、150系プラドでは、両者の価格差は約66万円でした。

明らかに「トヨタはVXガソリンを売りたい」という、販売戦略上の都合が伝わってきますね。

価格差を埋めるためには相当な走行距離が必要

ランドクルーザー250のVXグレードを購入する際、ガソリン車とディーゼル車の価格差は85万円あります。

燃費の差は、ディーゼル車が1リットルあたり7.5 km、ガソリン車が1リットルあたり11.0 kmとなっています。これは、ディーゼル車が1リットルあたり3.5km分ガソリン車よりも長く走行できることを意味します。

また、ガソリンとディーゼルの価格差は、ガソリンが1リットルあたり150円で、ディーゼルが1リットルあたり120円と仮定します。

この場合、ガソリン車が1kmを走行する際にかかる燃料費は20円で、ディーゼル車は10.91円となります。ディーゼル車は1kmを走行する際に約9.09円もガソリン車よりも安く済みます。

そして、損益分岐点として、ガソリン車とディーゼル車の価格差をディーゼル車の1kmあたりの節約額で割った値を求めます。この計算から、損益分岐点は約93467kmとなります。

つまり、ランドクルーザー250のVXグレードを約93467km以上走行する場合は、ディーゼル車の方が経済的と言えます。しかし、走行距離がそれほどでもない場合や、他の要因(メンテナンスコストなど)を考慮すると、ガソリン車とディーゼル車のどちらがお得かはよく検討する必要があります。

なぜトヨタはガソリン車を売りたいのか

なぜトヨタはVXガソリンを売りたがっているか?という点です。生産にかかるリードタイムが短いことや、コスト的にもメーカー側のメリットが多いのでしょう。

というのも、VXガソリンに搭載している2TR-FEは、さまざまな車種で使い回している汎用エンジンなので、コストが低く、生産しやすいのでしょう。

また、GX(ベースグレード)が520万円でディーゼルエンジン搭載ですが、GXは極端なまでに装備が省かれた”ナイナイ仕様”であり、生産台数も少ないため、選ぶ方は少数派かと思われます。

GXは、小さいディスプレイオーディオ、ムーンルーフなし、ルーフレールなし、ウレタンステアリングなどなど、かなり見劣りする装備内容です。

VX(ガソリン)の545万円がトータルバランスで見ると”買い”と言えます。VXガソリンを選ばせるためのグレード構成になっているとしか思えませんね。

リセールはどちらが良い?

ガソリン車はリセールバリューも期待できます。

ディーゼル車の場合、輸出先の排気ガス規制等により都合が悪いケースがありますが、ガソリン車の場合はグローバルな需要が見込めるためです。

ガソリン車のデメリット:出力がしょぼい

ランドクルーザー250最大の弱点は、ガソリンエンジンの出力のしょぼさです。

150系プラドのパワートレインを使いまわしており、コストダウンを図っています。よく言えば「熟成を重ねており、高い信頼性を誇る」と言えます。悪く言えば「旧時代の古臭いエンジンを使いまわしている」という形です。

なぜプラドのエンジンをそのまま使っているのか?というと、ヒエラルキーに沿った形になっているためです。ランドクルーザー300がある手前、同じV6ツインターボガソリンを積む訳にもいかないのでしょう。また、現状では他に相応しいエンジンがないから、とも言えます。

そして、兄弟車であるレクサス GX550に、ランドクルーザー300と同じV6ツインターボガソリンを積んでいますので、なおさらです。そのため、今後ランドクルーザー250にV6ツインターボガソリンが積まれる可能性も低いと言えます。もしかしたら、今後「GR ランドクルーザー250」のような走りに特化したモデルが登場して、それに強心臓が積まれる可能性が無いとは言い切れませんが…

ランドクルーザー250 エンジン比較

ランドクルーザー250のガソリンエンジンがどれぐらい非力なのか?を考察するため、ランドクルーザー300のエンジンと、ランドクルーザー250のエンジンの比較を掲載します。

ランドクルーザー300

ガソリン:3.5L V型6気筒DOHC24バルブ ツインターボ
形式:V35A-FTS
スペック:415馬力、トルク650N・m(66.3kgf・m)
特徴:レクサス「LS500」にも搭載
ディーゼル:3.3L V型6気筒DOHC24バルブ ツインターボ
形式:F33-FTV
スペック:309馬力 最大トルク700N・m(71.4kgm)
特徴:完全新設計

ランドクルーザー250

ガソリン:2.7L 直列4気筒DOHC16バルブ 自然吸気
形式:2TR-FE
スペック:163馬力、トルク25.1kgm
特徴:150系プラド、ハイエース等にも積まれる
ディーゼル:2.8L 直列4気筒DOHC16バルブ ターボディーゼル
形式:1GD-FTV
スペック:204馬力 最大トルク51kgm
特徴:8ATを採用(プラドは6AT)

ランクル300のエンジンはどちらも非常にパワフルな仕上がりです。一方で、ランドクルーザー250のエンジンはどちらも車格に対してアンダーパワーな感じは否めません。

下取り車を高く売ってお得に車を買う

今乗っている車を、そのままディーラー下取りに出すと安く買い叩かれる可能性があります。筆者のJeepラングラーを例に挙げると、ディーラーから提示された下取り価格はたったの100万円でした。

さすがに安すぎないですかね…確かに走行距離は10万キロを超えていますが、ラングラーといえば輸入車の中でもトップクラスにリセールが良い車種です。

参考までに、同年式で、走行距離が近い条件の中古車車両を探してみると、結構強気の価格で販売されています。この市場価格を見る限り、100万円は明らかに買い叩いています。

念の為、買取業車にも査定してもらって、どちらで高く売れるかはしっかり確認した方がよいですね。仮に10万円高く売れたら、それだけ新しい車のローン支払い額が少なくなりますし、家族で旅行に行くこともできます。

面倒くさいかもしれませんが、少しの手間で高く売れるなら確認しておいた方が良いですよね。

 

少し前まで、中古車の平均価格がバブル状態でした。半導体不足で新車の納期が遅れており、新車を待ちきれない人が中古車に流れていたためですね。

しかし現在はバブルは崩壊し、徐々に市場は落ち着きを取り戻しつつあります。とはいえ、下がりきったわけではないので、まだまだ高く売るチャンスは残っている状況です。

 

複数の買取業車を競争させることで、最高値を引き出すことができます。一括で複数業者に見積もり依頼できる「一括査定」のサービスがありますので、そちらを利用すると効率的です。同じ日、同じ時間に査定してもらって、一番高い業者に売りましょう。

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ランクル250が欲しい場合の対処法

「どうしてもランクル250が欲しい。でも、ディーラーとのお付き合いがない。」という方は「KINTO」(リース)で乗るというのが最善の解決策となります。

「KINTO」はトヨタ自動車が公式で運営している車のサブスクリプションサービスです。

「KINTO」(リース)であれば、一見さんであってもランドクルーザー250の申し込みを受け付けています。VX(中間グレード)のガソリン車であれば、月額50,710円~で乗ることができます。

ちなみに、筆者はVX(中間グレード)のガソリン車を残価設定クレジットの60回払いで購入しましたが、ローンの支払い額は月5万円ちょっとなので、KINTOが特別高いということはありません。また、KINTOは車検代等込みなので、その点はKINTOの方が優れていると言えます。

なお、KINTOでランドクルーザー250を契約した場合の納期は5~8ヶ月となっています。

「KINTO」でランドクルーザー250を見てみる※「VX」と「ZX」の申し込みが可能

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